【雑学】ピアノ買い替え計画

雑談

ピアノ買い替え計画

今まで国産のアップライトピアノを使っていましたが、よりよい音色のピアノがほしくなってきたので、 ヨーロッパ製のアップライトピアノの購入を検討することにしました。 まず、外国のいろいろなメーカーを調べたので、まとめてみました。

興味があるのは、音色、タッチ、値段。 国名の横はアップライトのおおよその価格です。

※ 下表の内容の正確性についてはまったく確認していません。 鵜呑みにはしないでください。 STEINWAY&SONS スタインウェイ&サンズ ドイツ。 330~400万 世界のピアノの最高峰といわれるほど一流のメーカー。

タッチは軽やかで敏感。 フレームで鳴らすダイナミックな大音量に 金属的きらびやかな高音と伸びのある低音。下記のベーゼン、ベヒ と共に世界の3大ピアノと呼ばれている。 他の2ブランドが人を選ぶ と言われるのに対し、「誰が弾いてもスタインウェイ」 との言葉どおり 容易に美しい音色を奏で、どんなジャンルの音楽にも対応できる。 ニューヨーク製とハンブルク製があり、音色がちがう。

日本に供給されるのはハンブルク製のほう。 BOSENDORFER ベーゼンドルファー オーストリア。 380万(一機種のみ) 大音量ピアノ。 弱打でも美しい音が出るが、中低音の制御が できないと音が割れやすく、繊細なタッチが要求される。

音の立ち上がりが遅い感があるものの、箱(ピアノ)全体で鳴らす 優雅で伸びのある音色はウィンナートーンと形容される。 普通88鍵だが、低音部に鍵盤を足した97鍵のインペリアルが 有名。 拡張した部分の誤奏をさけるため、足した鍵盤は白鍵も 黒く塗られている。低音部が充実しており、深みのある華やかな 音色が魅力。

C.BECHSTEIN ベヒシュタイン ドイツ。 200~390万 上記の2メーカーと並ぶ、世界の3大ピアノのひとつ。 ピアノのストラディバリウスと言われるほどの名器で、響板で鳴らす 透明感のある音色と音の立ち上がりの早さが特徴。

ドビュッシーに、ピアノ音楽はベヒシュタインのためだけにかかれる べきだ、と言わしめた。 澄んだ高音と渋みのある低音は高貴で まさにうたうという表現がぴったり。 しかし奏者のあらがでやすく、 このピアノの魅力を充分に引き出すには高度なテクニックが必要。

ZIMMERMANN ツィンマーマン (チンメルマン) ドイツ。 130~160万 くせのない音色で、とても弾きやすい。 べヒシュタイン社と同一のコンセプトのもとに製造された同社の 新ブランド。 W.HOFFMANN ホフマン ドイツ。

100万 「高品質 ・ 低価格」 を目指したベヒシュタイン社の別ブランド。 ペトロフが生産したピアノをドイツで調整をほどこして販売。 自然な木の響きがする暖かみのある音。 PLEYEL プレイエル フランス。 150~170万 気分がよくて、求める音を得るために 心が充実している時には プレイエルでなければなりません。

(F.ショパン) ショパンが生涯愛したピアノとして有名。 いかにもフランスらしい華やかで軽快な音色。 BLUETHNER ブリュートナー ドイツ。 200~300万 高音部が1音に対し、弦が4本張ってある(普通は3本)アリコート システムを採用しているため、澄んだ響きが持続する豊かな高音。 木質的な暖かみのある音色。

SAUTER ザウター ドイツ。 150~240万 「指先で感じることができるピアノ」 と評したピアニストがいるほど、 弱打から強打まで幅広い変化をもっている。 鳴りがいい。 大変澄んだまろみのある明るい音。 R2アクションによりグランドピアノ並みの連打を可能にし、グランド ピアノにもっとも近いタッチと音色を誇る。

SEILER ザイラー ドイツ。 150~240万? 透明で明るい音。 デザイナーを有する数少ないメーカー。 STEINGRAEBER&SOHNE シュタイングレーバー&ゼーネ ドイツ。 250~400万 グランドピアノと同じダブルレピティション機能を搭載し、GPの ような連打が可能。 鍵盤は軽く、とても弾きやすい。

つややかな音色とダイナミックレンジの広さ、豊かな音量が特徴。 GROTRIAN グロトリアン ドイツ。 150~350万 ホモジェナス(均一)響板の採用により、シンギングボード(歌う板)と 評される美しく豊かな音色。 アップライトは世界一との評もある。 GPのような迫力ある低音と、品のあるきらきらした艶のある高音。

タッチの微妙な変化が音量や音色に大きく反映される。 アップライトはグランドピアノ以上に個性的な音色らしい。 NIENDORF ニーンドルフ ドイツ。 120~160万 明るく豊かな音。 バランスの良い音色と豊かな表現力を持つ。

弱打でもしっかり鳴る。 微妙なタッチの表現に適している。 RONISH レーニッシュ ドイツ。 120~150万 素朴で深みのある音。 SCHULZE POLLMANN シュルツ&ポールマン イタリア。 140万 明るく華やかな音色。

堅牢で耐久性がある。 JOHN BROADWOOD ジョン ブロードウッド イギリス。 120万 ペダルを発明したイギリスの名門ブランド。 ヨーロッパの落ち着いた 響きとアメリカ的な賑やかな響きをあわせ持つ力強い音。 ベートーベンに贈られ、彼の作曲に影響を与えたピアノとして有名。 PETROF ペトロフ チェコ。

110~180万 落ち着いた暖かみのある音。 歯切れのよいタッチ。 弱打が弾きやすく、ベーゼンドルファーのウィンナートーンに似た 優美な音色。 RUD.IBACH SOHN ルード ・ イバッハ ・ ゾーン ドイツ。 150万 正確には “イーバッハ” と発音するらしい。 ドイツ最古の歴史を もつピアノメーカー。

楽器全体で響かせる豊かな音量。 なめらかなタッチで弾きやすい。 渋さのなかにも明るさがある音色。 他にもボールドウィン(アメリカ)、ドイツのフォイリッヒ、シンメル、またグランドピアノしか製造していない ファツィオリ(イタリア) など、たくさんのブランドがあるのですが、きりがないのでここらへんで。

日本製では、ヤマハ、カワイ、ボストン、クロイツェル、ディアパソン、アポロ などがあります。 仕様について ♪チッペンデールとは猫足のことで、脚柱が優美な曲線を描いている。 ♪ウォルナットは西洋くるみ、マホガニーは銘木のひとつで黄金色という意味がある。